茨城県では、都市ガスの普及エリアが限られているため、
多くのエリアで「LPG(プロパンガス)」が使用されています。
プロパンガスの問題点は、とにかく料金が高いという点です。
その為多くの新築戸建て住宅で「ヒートポンプ式給湯器」が採用されています。
しかしながら、この給湯器が危険な設置となっている可能性があるというのです。
あなたの貯湯タンクは大丈夫?? 貯湯タンクの正しい設置方法!
2018年に6月7日に国民センターから6割の貯湯タンクが現行の設置基準に適合していないということが発表されました。
そもそも貯湯タンクとは?
貯湯タンクとは、その名の通りお湯を貯める為の容器です。
上の図は、ヒートポンプ式の給湯器で、「エコキュート」という名でお馴染みです。
効率良くお湯を作れるということで、多くの住宅に普及しています。
特に、プロパンガスを使用するエリアでは普及率は高いです。
しかし、この「貯湯タンク」が適切に設置されていないというのです。
「貯湯タンク」は重量があり、倒れると大変危険です。
そもそも調査された背景とは?
調査されたきっかけは、
東日本大震災、熊本地震などで「貯湯タンク」が倒れるケースが相次いだためと発表されています。
徳島県内の家庭100件を抽出して調査したところ、
63軒でアンカーボルトのサイズや数が、建築基準法施行令に基づく告示の水準を満たしていないことがわかりました。
皆様の「貯湯タンク」は大丈夫ですか?
設置方法については、
新築時に適切に記載しないと確認申請が下りない項目ですが、
施工中に漏れる可能性があるポイントです。
茨城県はヒートポンプ式給湯器の採用率が高いので、意外に多いかもしれません。
是非チェックしてみましょう。
建築基準法施行令に基づく告示の水準とは??
概要
平成25年4月1日に改正施行された
「建築設備の構造耐力上安全な構造方法を定める件」(平成24年12月12日国土交通省告示第1447号)で
給湯設備の地震等に対して建築物の部分等への設置方法別に
アンカーボルト等の仕様及び構造計算方法が定められました。
適用する範囲
給湯設備(電気、ガス、石油給湯設備)のうち
満水時の質量が15kgを超えるものが対象となります。
https://www.jraia.or.jp/product/heatpump/leaflet.pdf
転倒防止の設置基準について
大きく分けて2種類あります。
取り扱い説明書に記載されている数値を見ながら
現状を確認します。
1・設置場所・固定部位・満水質量等に応じて規定された仕様とする方法
メーカーの「施行要領書」や「施工説明書」に記載されている場合は、
その基準を順守しているか確認が必要です。
2・構造計算により安全を確認する方法
「1」の仕様にする方法の他に、構造計算をして安全上支障がないことを確認する方法です。
メーカーに依頼すると計算してくれるので、
工務店さんによってはこちらの方法としている可能性もあります。
まとめ
以上が貯湯槽の適切な設置方法です。
設置方法が問題無いか、是非チェックしてみて下さい。
自分でのチャックが不安な場合は、
施工したハウスメーカーや工務店に確認してみましょう。
☆☆☆☆彡
さいごまで閲覧頂きまして、
ありがとうございましたm(_ _)m
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