
なぜ、建築士が「太陽と暮らす」ことを考え始めたのか
建築の仕事をしていると、建物は「つくって終わり」ではないと、日々感じます。
むしろ本当に大切なのは、建てたあとです。
その建物で、どのように暮らすのか。
どのように働くのか。
どのように手を入れ、長く使っていくのか。
そして最近は、建物とエネルギーの関係が、以前よりずっと身近なものになってきました。
電気代の上昇。
太陽光パネルの普及。
蓄電池の進化。
EVの登場。
災害時の備え。
断熱や空調の考え方。
これらは、もう特別な人だけが考えるものではなく、家や事務所を持つ人にとって、かなり現実的なテーマになっています。
私自身も、建築士として、こうしたことをただ知識として語るだけでは不十分だと感じるようになりました。
「実際どうなの?」を探る為の実験記録!
太陽光パネルは本当に役に立つのか。
蓄電池はどのくらい使えるのか。
EVは仕事の車として現実的なのか。
古い建物でも、省エネ性能を高めることはできるのか。
災害時に、建物はどこまで暮らしや仕事を支えられるのか。
こうしたことを、自分たちの住まいや仕事場で実際に試しながら、記録していこうと思いました。
このブログは、そのための実験記録です。
「太陽と暮らす」と言うと、少し大げさに聞こえるかもしれません。
でも、私が考えているのは、特別な暮らしではありません。
昼間に太陽の力で電気をつくる。
余った電気を蓄える。
その電気で夜の暮らしを支える。
車を充電する。
停電時にも、最低限の電気を使えるようにする。
建物の断熱や設備を見直して、無理なく快適に過ごす。
そういう、これからの時代にとって「あたりまえ」になっていくかもしれない建物のあり方です。
ただし、良いことばかりを書くつもりはありません。
太陽光パネルにも、蓄電池にも、EVにも、当然ながら費用がかかります。
設置条件もあります。
建物との相性もあります。
思ったより効果が出ないこともあるかもしれません。
失敗することもあると思います。
だからこそ、実際に試してみる価値があると考えています。
建築士としての立場でみる
建築士として、机上の理屈だけではなく、実際の暮らしや仕事の中でどうなのか。
費用に見合うのか。
どこに注意すべきなのか。
どんな建物なら向いているのか。
どんな人には向かないのか。
そうしたことを、できるだけ正直に記録していきたいと思います。
私たちは、建築を「形」だけで考えるのではなく、そこで続いていく時間や、暮らし、仕事、維持管理まで含めて考えたいと思っています。
建物は、完成した瞬間がゴールではありません。
むしろ、そこからが始まりです。
太陽光、蓄電池、EV、省エネ改修、築古建物の再生。
これらを自分たちで試しながら、これからの建物とエネルギーの関係を考えていきます。
このブログが、家づくりや建物の改修、太陽光や蓄電池の導入を考えている方にとって、少しでも参考になればうれしいです。
そして何より、私自身が建築士として、実際に使い、悩み、失敗し、改善していくことで、より現実的な提案ができるようになりたいと思っています。
太陽と暮らす建築士。
このブログでは、建築とエネルギーのこれからを、自分たちの実験を通して記録していきます。
そして、自社ビルの購入とリノベ・オフグリット化実験や、サムライアーキテクトの成長を見守って頂けますと幸いです。
この記事を書いた人
株式会社サムライアーキテクト